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「井上雄彦 最後のマンガ展」開幕

かの社が関わってるということで、搬入から初日までの3日間。
賄い婦として、上野にこもっておりました。


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初!西郷はん



「井上雄彦 最後のマンガ展」

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美術展のオープニングに立ち会うのは、初めてですが、
非常に濃厚な3日間でありました。





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普通の展覧会と違った新たな試みの今回。

井上氏をはじめ、スタッフの誰もが試行錯誤と模索を繰り返し、これでいいのか?大丈夫なのか?自分に問いかけながら、細心の注意を払って、ご準備に没頭しておられる姿には、涙ものでしたよ。


初日の朝に築地に入り、食材を仕入れて、美術館入り。
三食+夜食を仕込んで、深夜帰宅。
翌日も早朝より仕込みと、ほとんど寝てなくて、ふらふらだったけど。。


朝、美術館に入ると、そこらかしこに仮眠でぶっ倒れている人だらけで、
もうまさにここは戦場。

私なんか家で帰って寝れてるだけシアワセものです。


「いいものを作りたい」という意思だけが、スタッフを突き動かしている。。。そういう空気でした。


食事だけでも、きちんとしたものをと、そんなことで、みんなが元気になれるなら。少しでも役に立てるなら。



そう思わせるスタッフの熱さで。
とにかく胃に優しくて、スタミナなご飯を作ってきたよ。



体験論ですが、人はどんな悲惨な環境でも、きちんとご飯を食べていたら、いい仕事します。

ご飯大事。

かの社のモットーが私と一緒なので、本業じゃないけど、頑張っちゃうよ。


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手前にうつるは井上さんの手。





美術館の野村さんの
「いやあ。今回は、スゴイです。でも、3日前でこの状態もすごいです。。。でも僕は信じています。」


という言葉が印象的。






井上雄彦さんに至っては、もうここ数週間ずっと寝てない状態で、とにかく書いて書いて書いておられました。
かなり痩せてたし、もう極限状態。

でもそこに悲壮感はなく、とにかく前をむいたポジティブな雰囲気で、ちょっと光放っている感じがしたよ。



よく天才だ。神だ。と評価されておられる井上さんですが、やはりこの人も、ただの人間で。

常に自分と対峙じて、真摯に突き進んでいる姿は、とても美しく。
余分なものがそぎ落ちて何もなく、研ぎ澄まされた感じが、井上さんからびんびん伝わってきて、ぐっときたっす。


この人は、武士だなと。
筆という剣を持つ武士だなと。。


いや。もしかしたら、僧侶か。
修行に修行を重ね、己を問う僧侶か。。



初日ギリギリまで準備がなされ、開場のほんの数時間前にマンガ展の準備完了。



書き終えた井上さんの顔は、すっかり出し切った感で、はつらつとされてました。






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会場前には、長蛇の列。






開演前、もう一度館内を回りまして、一人泣きしました。


井上雄彦氏の作品の凄さとスタッフチームによって作り上げられた「マンガ展」というひとつの作品の完成に。



しかし、このマンガ展を完成させてくれる最後のひとつ、それはお客さんなわけで、お客さんが入場して初めて作品は完成するわけで。。



開場の瞬間は、ぐっときたです。



こんな少ししか関わっていない自分でさえ、これなので、スタッフの皆さんの感慨はひとしおなのではないでしょうか。



初日長蛇の中、何時間も待ってくださったお客様ありがとうございます。




週末は、前売を買ってからいかれることをオススメします。


図録「いのうえの~三日月篇~」は、手前味噌ですが、人がモノを作り上げていく過程を丹念に記録した素晴らしい図録ですので、是非お手に取ることをオススメします。限定7000部なので、お早めに。




作品を読まなくても、充分楽しめますが、
「バガボンド」を一回読んでこられると、より一層深くマンガ展にトリップできます。



私も思わず、もう一度全巻大人買い。





井上雄彦氏も、いわゆるその道のプロと呼ばれる、どのスタッフも誰もすごくない。



でも、すごくない人たちが、とにかく何かを、今、己が位置する場所に刻みたくて、その身を削って、何かを成し遂げる。
このことが本当に凄い。


人の心をうつというのは、そういう真摯な心だけだと思います。





是非。





「井上雄彦 最後のマンガ展」
上野の森美術館
会期:2008年5月24日(土)~7月6日(日)
チケット詳細は、こちらを。





ちなみに、こちらはスタッフTシャツ。。NEC_0081.jpg

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かわいい。。。

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